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健次郎
甲状腺機能亢進症、慢性腎不全、膵炎等 沢山の病気と闘いながらも、20歳9ヶ月まで 一緒に居てくれました。 このブログの最初の主役です。

雪音
健次郎の相方。 1995年10月生まれ 2017年の春から 原因不明の肺の病と闘い、 8月21日に健次郎の所に旅立ちました。 このブログの2番目の主役です。

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    健次郎を想う(フォーラムに参加して)
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      毎年恒例のJBVPフォーラムで色々勉強をしてきました。
      と言っても、今年は1日だけの参加だったので(いつも大体2日間)
      時間的に聴けたプログラムは4つとなりました。

      今日は、その内の一つ、私が一番聴きたかったともいえる
      甲状腺機能亢進症に関しての症例の話の中で、感じたこと、
      考えさせられた事などを少し書けたらと思います。

      ※甲状腺機能亢進症の診断・治療に関する詳しい記事は、
      また別に改めて(多分キー記事で)書く予定です。

      講義内容は症例を基に進んで行きました。
      その前に甲状腺機能亢進症の大まかな話もあり、
      私が以前書いた記事にあるように、治療開始後の
      腎機能検査の重要性についても話されていました。

      繰り返しになりますが、少しだけ診断・検査について
      書きますと・・・、やはり
      血液検査では、肝機能やT4を測って高値であれば、
      甲状腺機能亢進症を疑うようでした。

      肝機能やT4の具体的な数値は検査機械によっても
      違うだろうし、診断する獣医さんによっても多少違う
      と思うので、この記事では書きませんm(__)m

      ただ、強調されていたのが、やはり甲状腺機能亢進症の
      治療を始めてからの腎機能の変化なので、治療開始後は
      腎機能を充分モニタリングする必要があると更に感じました。

      また、甲状腺機能亢進症の手術の話も出ていて、
      手術適応の症例は、獣医師の診断・判断なのでしょうが、
      とても興味深かったです。

      手術はもちろん、術前に腎不全の発症が無い場合、又は
      術後に起こるリスクが無いだろうという場合に適応に
      なる事が多いようです。

      手術をした方が良い症例もあるのでしょうが、私の印象では
      甲状腺機能亢進症はやはり高齢になってから(12歳以上での
      発症例が多いと講義でも言っていました。)発症する事が多く、
      その時点で、腎臓の機能が衰えてきて(老化による)腎不全も
      ある場合が多いのではないかなと思いました。

      健次郎もそうでしたが、慢性腎不全のほうが先に分かっていて
      その後甲状腺機能亢進症を発症する場合もあるだろうし、
      そうなると、甲状腺機能亢進症と慢性腎不全(腎疾患)の治療の
      バランスを取りつつ、どう過ごしていくのかがとても重要だと、
      これまで以上に感じました。

      (文字ばかりで長くなりそうなので、また治療等については
       記事を改めますね。)

      まぁ、そういう訳で、私が一番思ったことは、私が健次郎に
      していた(して貰ってきた)治療は、健次郎には結果的に
      良い選択だったのかなぁと、間違って無かったと、何だか
      ホッとしたのでした。

      私が好きな講師も(内分泌の分野で素晴らしい先生です)
      またこのプログラムに参加しており、時々発言をされていました。

      その中で、印象的だった言葉が有りました。
      それは、治療のゴール(答え)はどこにあるのか?
      治療をどう目指していったらいいのか?という話になった時に
      仰っていた言葉でした。

      「クリアな答えは出ない。
      (病気が)治るとか治らないとかではなく、QOLを維持しつつ
       どう病気と向き合っていくか考えていく。その事が大事だ。」
      少し言葉は違いますが、そういうような内容だったと思います。

      甲状腺機能亢進症にしても、慢性腎不全にしても、癌にしても
      根治が出来ない(治らない病気の)場合、どこを大事にして、
      どう病気と向き合って行くのか、それが本当に大切です。

      病気ばかりをみて治す事だけを考えていると、病気をしている本人(猫や犬)
      が置き去りになってしまう事も考えられます。

      治る病気なら、一気に頑張る(頑張らないといけない?)瞬間も
      あるのかも知れませんが、不可逆性の病気(進行していく病気)は
      そうじゃないだろうし、甲状腺機能亢進症のように、治療をして
      良い状態を維持していく事が大切な病気もある・・・。

      今振り返ってみると、健次郎は甲状腺機能亢進症に関して
      最後までそこそこ良い状態で治療できていた様に思います。
      慢性腎不全とも、それなりにバランスを保てていた期間は長かったのかな?

      健次郎は最後、色んな病気になってしまったので、
      それだけを考えるのは難しい面もありますが、先生のおっしゃった
      QOL(生活の質)は考えてあげることが出来たと思っています。

      とは言っても、最後の頃は辛そうな事も多かったけど・・・。
      だけど、亡くなる前の数週間は嘔吐も殆ど無かったし、ゴハンも
      食べることが出来た。お水も飲めた。
      何より、最後までにゃーって可愛い顔を見せてくれた。

      私の見る目がそうなのかも知れないけど、きっと最期まで幸せだったよね・・・。
      そうであって欲しい。。。

      私はこの先生の言葉で、私が想っていたこと、してきた事は
      間違って無かったんだよね?ってそう自分に問いかけていました。

      悲しいけど、辛いけど、寂しいけど、今のこの世界には病気がある。
      別れのときがある。
      だから、そこに向かうまでの、闘い方や想い、そして向き合う姿勢は
      とても大事です。

      ひとつの病気を通じて、このプログラムでは、そういう事を
      色々思ったのでした。

      長くなってすみません

      ≪最後に
      このフォーラムで学んだ事は、このブログで今後
      鍵(キー)付き記事で書く予定です。
      今までのキー(PW)とは別のものにしようと思っていますので、
      興味のある方は、コメントに書いて下さいませm(__)m

      ※コメントは認証制になっていますので、PWの送り先を
      書いて頂いた場合はそのまま伏せた状態(オープンにしない)
      でおきますね。

      また、メールで「記事読みたい!」と送って下さっても構いません。
      なんて書いて、中々更新しなかったらすみません

      では、よろしくお願いします。

      | 勉強会で学んだこと | 21:56 | comments(6) | - |
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        | - | 21:56 | - | - |
        コメント
        こっちから失礼しますね。
        後記事の甲状腺の病気の事もとても分かりやすく、
        もう、今更、ニャー君がなるとは思えないけど、気をつけて看ていこうと思いました。
        この記事のemuさんの好きな先生の言った言葉。
        そして、emuさんの解釈。
        私も、そう思いながら看病しているけれど、やっぱり、時々、「本当にこれで良いのかな?」って思うのよね。。。。。
        でも、「きっと間違っていない」と思って、これからもニャー君と、家族みんなで頑張って行こうと思います。
        私も、専門用語はさっぱりなので、
        はやく、「猫の行動学」どんなのか聞きたいなぁ( ´艸`)♪
        | ぷりこ | 2011/09/21 1:35 PM |
        >ぷりこさん
        コメントありがとう。
        昨日、返事を書いたのに、調度地震が来て・・・
        慌てて送信したからか?反映されてませんでしたm(__)m

        先生の言葉ね・・・。
        実際に、本当に沢山の猫ちゃんを診てきているからこそ出た言葉のように思います。

        きっといつも、最後の最後まで愛猫愛犬を想い、愛し、悩む飼い主さんを
        沢山見てきているのでしょうね。

        何が大事か何をどう選択していくべきなのか、本当に考えた言葉でした・・・。


        行動学、一部書いたよ〜。どうかな(^.^)
        | emu@管理人 | 2011/09/22 10:53 PM |
        はじめまして。
        猫の甲状腺機能亢進症について検索しているうち、こちらを見つけました。
        我が家の猫は7歳の♀猫です。甲状腺機能亢進症が発覚(確定診断)したのは6歳半の頃でした。
        少しでも自分の猫に参考になるものを、と思い、いろんな方々のブログを探しています。
        が、高齢猫がかかりやすい病気ということだからでしょうか、6〜7歳で発症した猫ちゃんについて書かれてあるものには未だたどり着けてません。
        健次郎くんもかなりのご高齢(!)だったのですね。
        ただ、こちらのブログはとても読みやすく、今年から治療(メルカゾール投与)し始めた猫飼いの私にとって、今後への心構えなど私にとってとても有意義なものだと感じました。
        まだ、数記事しか読んでおりませんが、パスワードのある記事もぜひ読んでみたいと思っております。
        どうすればよいのでしょうか?
        健次郎くんが伝えたかったことを、私も知りたいです。
        初コメントなのに、長くなってしまい申し訳ありません。
        最後になりましたが、イケメン健次郎くんのご冥福をお祈りいたします。
        | mm104 | 2011/09/29 4:43 PM |
        >mm104さん
        初めまして。
        コメントありがとうございました。

        6歳半での発症という事で、確かに珍しい症例なのかも知れませんね。

        ですが、そういう猫ちゃんもいるのでしょうね・・・。

        健次郎の闘病のことが少しでもお役に立てたらと思います。
        お悔やみの言葉もありがとうございました。

        先程、mm104さんのブログの拍手の方へ、メッセージ致しました。
        そちらで、ご覧頂けると思うのですが・・・。

        もし、メッセージが届いてない、という事がありましたら、
        また遠慮なく言ってくださいね。

        闘病中は、色々心配な事も多く、大変かも知れませんが、
        猫ちゃんの闘病を支えてあげて欲しいと思っています。

        これからも宜しくお願いします(#^^#)
        | emu@管理人 | 2011/09/30 1:21 AM |
        管理者の承認待ちコメントです。
        | - | 2011/12/18 10:17 PM |
        12/18にコメントくださったSさんへ

        先ほど2度に渡り(すみません)メールさせて頂きました。
        PCからのメールでしたので、もし届いてないようでしたら、
        またコメント下さいませm(__)m
        | emu@管理人 | 2011/12/19 6:18 PM |
        コメントする